2015年08月05日 16:19Fujii

「問題解決」とはそもそも何か?

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エスカレーターの使い方が変わろうとしている

エスカレーターをユーザーが工夫して使った。片側は普通に乗る人用、もう片側は空けておいて、歩くことができるようにする工夫だ。これは、急いでいる人と楽をしたい人を分け、前者がいらいらするという「問題」を解決した。そして、それは広がっていった。しばらくしてその工夫は「危険」という副作用があり禁止。エスカレータで急ぐ人が周りの人にぶつかったりするのだ。少し俯瞰してみてみると、このように人間が使い方をあれこれ変えている一方、道具は佇んで変わらない。「UIデザインの比較とは」に似てる。

上記のようなことを最近のエスカレーターの使い方をめぐる変遷を見ていて思いました。

「問題解決」とはそもそも何か?

問題解決型デザインなんていう言葉もありますが、エスカレーターの件はそもそも何が起こるのかを考えるいいトピックです。以下のような現象が起こるようです。

解決策が別の状況を生む。

別の状況は別の問題を生む。

といってもそもそも問題とするのかどうかは、視点や価値観、未来に対するビジョンによって決まる。

状況は変わりやすい。

問題は使い方を変えれば解決することもある。「もの」が変わらなくてもよいこともある。

使い方を変えると別の問題が発生する。「もの」はもちろん変わっていない。(最初の「解決策」で片側荷重になるのでチューニングはされたとは思いますが)

「もの」はどちらの使い方も受け入れていた。

「状況」というのは新たな問題がでてこなければ認識もされないこともある。 (「エスカレーターで急いでいる時にいらいらする」という状況だったはずが、「そもそも安全に使う」という「状況」が新しい問題が生まれることでようやく認識された)

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