2012年04月27日 20:38Fujii

「いいとこ取り」と時間配分

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いいとこ取りをしようとしても大抵良い答えは出ない

UI設計においても時間配分というものがあ る。

答えの無い問いかけをしたときに、その答えを急いで求めようとすると時間配分に失敗することもある。

答えのない問いとは、「いいとこ取り」だ。複数のやり方がある場合にそれぞれに良いところと悪いところがある。悪いところがあるからいいところがあるということを考えずに、その良いところだけを集めようとしても、答えはないようだ。

デメリットを許容することでメリットを得て時間を無駄にしないことも大事

いいとこ取りを目指すよりも、デメリットも踏まえてメリットを得るほうが進む。

メリット、デメリットで複数のやり方を比べるとなっている時点で案はできっていることが多い。

ほとんどの場合、解決策があるならばすでに出ている。

このフェーズでなお良いところだけをとろうとすると時間を無駄にする。

いいとこ取りをするならば、根本から考えるか、地道にそこ以外の部分も含めて取捨選択を重ねるかしかなく、それは急いだところで答えがでるようなものでもない。どちらかというと答えを考えること、つくることに近い。

そういう意味でいいとこ取りという問いに短期で答えを見つけようとすると、結局元の場所に戻ることになる。

最良を議論するのは基本的な部分ができてから

さて、全体にわたっていいとこ取りの考えがある場合にどうなるか?

その結果は、そもそもの基本部分が完成せずに足場がグラグラした状態で、議論だけは白熱した状態になる。

最良を求めて議論した結果が、基本的な部分を前提としていないならば意味がなくなることも多い。

要所要所の新しいアイデアの話は楽しいものだけれど、実は本当のアイデアは基本的な部分と密接に関わって切り離せないことのほうが多い気もする。

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2012年04月20日 21:31Fujii

UI設計で「とか」や「感じ」ではなく絵を描いて検討するほうが良い

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「とか」や「感じ」で考えるのではなく、実際にUIを描いてみることで問題が浮き彫りになることが多い

UI設計の段階で「とか」や「感じ」で話が進まない時がある。

おおよその方向を話しているときなのだが、当然その段階で具体的なUIを前提として話をしないと、後でやり直しになる。

口頭で詳細検討ができるのが理想だ。

しかし、UI設計をチームプレーで行う場合、なかなか難しい。

UIのジャンルによって個人個人の得意、不得意もあるのでイメージの共有はスムーズにいかない。

その段階で、言葉による検討は非常に無駄が多く遅い。そして意味がない。さっさとやめるほうがよい。

アイデアは常に絵で表現し、検討も絵をみながら、改良も絵をみながら行うほうが早い。

その過程で問題も浮かび上がることが多い。

順番はない

「考えてからだ、それを明確な言葉にする、その後に、絵を描くべきだ」というのは迷信だ。それらは別々に行われない。

実際にいくら考えていても、絵にしようとした段階で問題が起こる。

そこでまた考えるのでは遅い。

絵を描くというのは、なぞるわけでも塗り絵をするわけでもない。形にするのである。

その過程で考えもするし、言葉にもする。

さらにいえば頭の中で考えているときに、人はすでに描いているのである。少なからず何かを思い描いていなければ考えることはできない。

単なる言葉遊びをしたいのでなければ、描くことが大事だ。

描くこと自体が思考や検討や言語化のための手段なのだ。

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UI設計は学校のペーパーテストとは違う

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UI設計は積み上げ式で加算されない

UI設計時はいろいろと不確定なことが多い。

ミーティングで検討する際に、まず細分化しようとすることがある。

細分化したものについて、よりよくするにはどうしたら良いか、工夫を凝らす。

ブロックを積み重ねるように、ひとつひとつ問題を解決しようとすることが多い。

一見まともなアプローチのようだが、これだけではうまくいかない。

単純にブロックに得点があって、積み重ねれば高得点になるかというものではないからだ。

学校のテストのように、得点を積み重ねれば良いと思っていると失敗する。

積み上げたブロックは減点対象にもなる

積み上げたブロックで何を作るかを想像してみる。

そこで家のようなものが浮かぶと積み上げるだけではダメなことがわかる。

闇雲に部分部分をよかれとおもって何か改良したとしても、家としてまとまりが出るということとは別だ。

重ねることで複雑化して、全体でみれば減点となることが多い。

UI設計だけでは無いが、こういったタイプのことは、全体としてどうなのかが大事で、もともとそれぞれを完全に分けて考えることができないのだろう。

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2012年04月18日 19:41Fujii

一覧の見せ方ひとつでもコンセプト

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見せる行為は引き算

一覧表で項目をどう見せるのが良いのか?

まず、前提として対象のすべてを見せることはできない。

そもそもその対象を的確に表すことができないということがある。

ある人間を対象にした時に、その人間のすべてを表すのは不可能。表そうとしたら、その行き着く先は、その人間そのものになる。

つまり、最初から引き算だ。

ある見せ方をすれば他の部分は見えなくなる

見せ方はコンセプト

たとえばタイムラインも、コンテンツのカテゴリリストからアーカイブされたものを見るのではなく、時間軸の上に様々な写真やメッセージや動画を区別せず並べている。

写真だけ見たいなどという人には不便だがそれよりもほかの見せ方を選んでいるのはコンセプトだからだろう。

見せ方を選択することはコンセプトを決めることにもなる。

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