2010年12月22日 01:47Fujii

ブーメラン型の探し方

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人が物を探すときのことを考えてみました。

まずは実例の紹介です。そして、まとめずにつらつらと。

知っている人は知っている、今回マンガに描いたこの「GoPro HD」というカメラはなかなかおもしろいです。

利用状況をベースに必要なものをパッケージ化して製品にしています。利用状況をベースにしているということは、その状況でどうであれば、使う人にとって良さそうか?をいうことを考えていそうということです。

同時に、何をもって「良い」とするのかも考えていそうです。

例えば、水に濡れても大丈夫ということが使う人にとって「良い」のかを考えているということです。厳密に言うと、決まった「良い」というのはありませんので、「良い」といういことにしようとしているという言い方のほうがいいのかもしれません。

製品を探していなかった

僕は今回の場合は、方法を探していました。撮る方法です。調べていくうちに魚眼がよさそうということになりました。

そこにも理由がありました。映す人が速いスピードで動くのでフレームアウトしにくい方法を探していたからです。魚眼レンズはすでに見たことのある映像から思いつきました。

で、出てきた「GoPro HD」というカメラは魚眼でもあり防水というようになかなかピッタリの特徴がありました。

方法を探していました

繰り返しになりますが、方法を探していました。

一眼レフカメラを持っていくことも考えましたが、自分が楽しむためには気を使うものは持って行きにくくなります。それは利用状況として「撮影」になってしまうからです。

で、それを「良い」と捉えるかはそれぞれです。しかし、GoPro HD はおそらくそれを「良し」とせずに、製品を作ったのだと思います。

利用状況を実現するための方法

探していた方法というのはより詳しく言うと、利用状況を実現するための方法と言えると思います。

結果的に、利用状況を実現する方法の候補としてこの製品を使うことが選択肢として出てきたのです。

目の前を通り過ぎていた

結果的には以前一度目にした製品だったのですが、今回なぜ再発見したかというと、自分のなかで意識する利用状況が変わったからだと思います。

なので、以前の利用状況では気がつかなかったことに気づくのだと思いました、

今回のまとめ

  • 方法を探すときがある
  • 方法とは「利用状況を実現するための方法」である
  • どのような利用状況を実現すると「良い」のかで製品が変わる
  • 実現したい利用状況が変わることで発見することがある
  • 利用状況を実現するために製品を「使う」、これが方法
GoPro HD Motorsports HERO ハイディフィニション モータースポーツヒーロー CHDMH-001
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2010年12月07日 02:14Fujii

ストーリーテリング 〜製品・サービスが変える生活の1コマ〜

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それぞれのカメラが生んだ場面はどれか?

続きです。例として描いてみました。色々なカメラ、またカメラとあまり認識していないようなものも含めてみました。

そして、それぞれのカメラが生んだ場面をいくつかいれみました。、

描いてみて思ったこと

結構おもしろかったです。ちょっと思ったポイントは良いとか悪いとかで安易に決めて描かないことかなということです。

あくまで場面が生まれるだけでそこからよくなるかどうかというのを単に製品やサービスのせいにしてしまうと一面的になってしまうのではないかと思いました。使う人のキャラクターとも関係がありますので。

ほんというと、たとえしょうもない体験だとしても、変に「製品やサービスがあるから良くなる」というものすごく単純な図式にして結論ありきの物語になってしまうよりもいいかもしれないなーと描いていて思ったりしました。

スラムダンクというマンガで、主人公が30円(でしたっけ?)くらいで店長の大事にしているエア・ジョーダンというバスケットシューズを買うんですけど、そこででてくるのは最新のシューズではないんです。でも、読んだ人はそれでなんか古いエア・ジョーダンでもいいかもと実際思うはずです。

良さも悪さもあって、でも今までと変わるというところから考える

なので、描いて思ったことをまとめると、その製品やサービスがもたらす価値は?ということにあまりまっすぐ向かいすぎないほうがいいのかなと。

宣伝映像もいいかもしれないですが、使い手の物語に「場面を生み出す」ということは、もうちょっと多面的に考えると意外と見ていて入り込みやすいのかもと思いました。

2010年12月06日 23:46Fujii

製品やサービスは、使い手の物語に「場面を生み出す」もの

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製品を選ぶときに使い手として、どう選んだらよいのか?

使い手として好きに選べばいいと思います。問題はその後でどうなるかです。作り手としてはそこは考えておいたほうが良いのかなと思います。

ということで、考えるときに必要なのは、その作ったものが使う人の物語の中でどんな小道具として登場しそうか?ということだと思います。

「場面を生み出す」もの

スペック表だけでなく、結局どういった「場面を生み出す」のかを想像してみることが必要になってくるのだと思います。

製品やサービスは、使い手の物語に「場面を生み出す」ものなのだと思います。

2010年12月02日 02:07Fujii

コミュニティとは何か?

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ツイッターで複数のアカウントを持ったりするのはなぜか?

人は多面性があるからです。ユーザーといっても本来人間は同じ人でも様々な面を持っているということです。

コミュニティごとにアカウントを使い分けるというと色々な顔を持っていると感じるかもしれません。

しかし、それはもともとなぜそうなるのか考えてみると、「話題」なのではないかと。もちろんそこでのノリも含めて、コミュニティごとに話題があるのではないかと思ったのです。

例えば、僕はブログで時々スノーボードの話をしますが、本来スノーボードをやる人ならば当たり前のことを説明するような感じになります。そもそも、文字でスノーボードを説明するということ自体がそぐわないということもあり、スノーボードをしている人からすると「理屈をコネコネしとるのー」というような違和感もあるかもしれません。

もともと文字によるコミュニケーションではなく、有名ライダーが映像の中でふざけたことをしたり、お尻をだしたり、そういった事自体が伝達の手段になっているのです。それをあえて、言葉で説明なんていうのはもちろんしませんし、してしまうとまた違ったものにもなってしまいます。

これは、言葉の解凍ということを以前に描きましたが、言葉ではなくその解凍する中身で直接コミュニケーションをしているようなものです。

なので、スノーボードを知っている人とそうでない人と話すときに話題というのは大きく変わってくるのは自然なことだろうと思います。

これはひとつの例でしたが、僕とってのスノーボードのようなものを、皆それぞれ持っているのだろうと思います。

コミュニティごとに話題があるのではなく、話題があるからコミュニティになる

さて、さらに考えてみると、コミュニティごとに話題というものがあってコミュニティにいる人はその話題しか持っていないというわけではなさそうです。

むしろ、話題があるからそこにコミュニティがあるように見える、同じ人が別の話題をほかの人とすればそこにコミュニティがまた生まれます。

そう考えたほうが、人の多面性についてもわかりやすいと思います。

コミュニティに属する人間がいるのではなく、誰かと誰かが話していて、そこになにか話題がある程度あるとコミュニティが生まれる。

ひとつのコミュニティに属する一人の人間がいるのではなく、一人の人間が複数の話題を話し、話しているときにコミュニティが生まれるのだと思いました。

だから、同じことでも相手にあわせて調理して話題の材料にするということも起きるのだと思います。その結果、時々別のコミュニティでも同じことを話し方を変えて話す(もしくは話したくなる欲求がでてくる)のだと思いました。

人間は多面性を持っていますが、コミュニティごとに完全に別人格になるというのではないということかもしれません。

とかおもいつきがてら描いてみましたが、 『体験ベースの発想法 表の目的、裏の目的』 という部分もありますし、まだまだ謎な部分はのこりますね。